2014年9月定例県議会 報告 その5

2024-02-14

1.9月議会の主な内容(仁戸田県議の代表質問、補正予算、意見書など)

◎全国学力テストの課題(知事と教育長へ質問)

全国学力テストの全国平均以下の結果について(知事と教育長へ質問)
(知事)今回の結果は大変残念、厳しい現実として率直に受け止める。
(教育長)8教科区分全てで全国平均を下回り、5つの教科区分で2007年度より地区間の差が広がっている
県民の期待に応えることができなかったことを大変重く受け止めている。

成績公表のあり方について
※ 会派は市町村別も学校ごとの公表も、競争をあおり序列化につながる理由から反対
(知事)調査結果の公表は、教育委員会や学校が行うべき事項であると明示されている。 私自身は、独断で公表することは考えていない
(教育長)文部科学省が実施要領で示している配慮事項等に基づき、教育委員会において適切に対応。

市町村ごとの公表について
(教育長)市町村ごとの公表は、市町村教育委員会の同意を得た上で、市町村別の結果を公表する。序列化や過度な競争が生じないようにするなど教育上の効果や影響等を十分配慮し、市町村教育委員会と適切な公表の在り方について検討を重ねている。

学校ごとの成績公表に対する考えについて
(教育長)小・中学校の教育活動を管理・指導する権限と責任は、市町村教育委員会が有している。学力調査の学校ごとの結果公表も市町村教育委員会が判断すべき。

4地区格差の解消など課題改善の取り組みについて
(教育長)学力の低い層の割合が高く地域間の差が大きい。学力向上に関する課題を全教職員で共有し、学校全体で取り組む学校の割合が低い。
両政令市や市町村教育委員会と協議を行い、県全体で足並みを揃えて学力向上に取り組んでいく体制を早急に整えたい。他県の取組みを参考に、言語活動等を重視した授業改善等に取り組む学校を積極的に支援する
(※会派の考えが十分反映された回答。)