2018年6月定例県議会 報告 その2

2024-02-14

二.代表質問(6月13日 登壇者 渡辺美穂 議員)

代表質問 6月13日(水) 渡辺 美穂 議員(太宰府市)

一、県土整備行政について

1.太宰府市及び周辺における渋滞対策

① 太宰府市の日常の渋滞問題について。県内有数の観光地太宰府の観光客向けの交通・駐車場対策について。
② 県道筑紫野古賀線の太宰府市内の整備について。
③ 太宰府天満宮周辺の県道筑紫野古賀線における交通安全対策について。

【知事答弁】
① 太宰府市では、国、県、警察、学識経験者、交通事業者に参加を求めて、「太宰府市総合交通計画協議会」を設置、交通渋滞の実態調査に基づく協議や現地視察等が行われている。県としては、今後の訪日外国人観光客の移動の動向を踏まえながら、この協議会で、交通渋滞に関する解決策を探っていきたい。
② 太宰府市内においては、松川交差点から宇美町境までの約2.2kmの区間において、4車線化事業を実施しており、これまでに用地買収と一部区間の工事を行っている。現在は、大型物件の用地買収を進めているところである。残る用地買収や工事の実施については、太宰府市とも連携し、地元の皆様方のご理解とご協力をいただきながら、今後も着実に進めてまいる。
③ 県ではこれまでに、①天満宮周辺に流入する通過交通の排除を目的とした、筑紫野市原交差点から松川交差点までの約3.1kmのバイパスの整備、②天満宮周辺の現道区間は人家連坦地域であり、道路拡幅による歩道整備が困難であるため、歩行空間の明示により車両と歩行者の錯綜を抑制する路肩のカラー舗装化、を実施したところである。

2.本県管理河川の水害対策

① 水害対応タイムラインの策定の進捗状況について。
② 県管理河川のホットラインの構築について。
③ 県管理河川の洪水浸水想定区域の見直しの現時点での進捗状況について。

【知事答弁】
① 昨年度までに、県管理河川の水害対応タイムラインを策定した市町村は、赤村と志免町の1町1村となった。また、10市町において、今年度内の策定を目指し作業が進められている。
② 5月末までに全53市町村との間でホットラインの構築を完了した。ホットラインの構築にあたっては、昨年の出水期に6市町において試行を行い、その結果を踏まえ、メールの自動配信と、県土整備事務所長、支所長から直接携帯に電話する、この2つの方式を採用した。
③ 昨年度から見直しに着手していた一級河川の県管理区間など、優先度の高い31河川は、今年の4月27日に、区域図を公表するとともに、関係市町村に通知を行ったところである。また、昨年度未着手であった残り9河川についても既に着手しているところであり、来年の出水期前の公表を予定している。

一、教育行政について

1.中学・高校における制服選択制の導入

① 中学・高校における制服選択制について、県教育委員会としての見解。
② 県立高校における制服選択制の検討について
③ 県内市町村の公立中学校における制服選択制について

【教育長答弁】
① 常に制服の着用を義務付けるのではなく、保護者の負担にも留意しつつ、状況によっては体操服等の着用を認めたり、女子生徒がスカートかスラックスかを選択できるようにするなど、制服着用の弾力化を図る必要があると考えている。
② 県立高校においては、保護者代表も参加する「物品選定委員会」を全校に設置し、制服の仕様を大幅に見直す場合には、この委員会で基本的な方針を策定することとなる。県教育委員会としては、これまで、副校長・教頭会や生徒指導主事研修会等の場で、性同一性障がいの生徒に対する服装面での配慮を指導してまいったが、今後は、機能性や防犯対策など、より幅広い観点から、校長に対し選定委員会における制服選択制の検討を促してまいる。
③ 中学校においても、制服着用の教育的意義を踏まえつつ、防犯の観点や機能性への配慮を行うなどの制服着用の弾力化を図ることは重要であると考えられることから、今後の県立学校の取組みについて、市町村に情報提供を行ってまいりたい。

2.常勤講師の給与体系の改正

① 常勤講師の給与体系の改正について。県立学校の講師と市町村立学校の講師との給料の差について。

【教育長答弁】
① 常勤講師については、今年度から給料月額の上限を実質的に撤廃し、県立学校、市町村立学校ともに、その者の経験に見合った給与水準となるよう、給与体系を見直したところである。県立学校と市町村立小中学校の常勤講師間の給料が異なることとなるのは、それぞれの学校の教育職員に適用される給料表が異なるために生じるものであり、やむを得ないものと考えている。

一般質問

6月15日(金) 佐々木 允 議員(田川市)
 一、 再生可能エネルギーの普及促進について
 一、 部活動のあり方について

6月15日(金) 大田 京子 議員(福岡市南区)
 一、 誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現について

6月15日(金) 田辺 一城 議員(古賀市)
 一、 予防接種の免疫を消失した子どもの再接種に対する公費助成の促進について
 一、 骨髄ドナー支援の推進について
 一、 地域包括ケアシステムと連携したペット飼育支援体制の構築について

6月18日(月) 野田 稔子 議員(八女市・八女郡)
 一、 共生社会の実現に向けた本県におけるバリアフリー化の推進について

6月18日(月) 原中 誠志 議員(福岡市中央区)
 一、 気候変動に対応する筑前海の水産業の振興について
 一、 対馬混乗寄港便の活用について

6月18日(月) 中村 誠治 議員(久留米市)
 一、 少子・高齢化の対応について

6月19日(火) 岩元 一儀 議員(北九州市八幡西区)
 一、 ドローン利用やIoT普及促進について
 一、 ネット依存・トラブル防止に向けた取り組みの充実について
 一、 北九州地区における放置竹林対策と少花粉スギへの植え替えについて

6月19日(火) 堤 かなめ 議員(福岡市博多区)
 一、 新生児里親委託(赤ちゃん縁組)の推進について